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鳴子の山野草:鳴子ホテル女将日記



館内に飾っております鳴子の山野草をご紹介します。


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こちらは、「ジュウニヒトエ(シソ科)」です。

本州・四国に分布し、

田舎道やよく下刈りされた林の中に自生する

キランソウ属の寒性常緑多年草です。

全体に白色の縮れ毛が密生していて白っぽく見えるのが特徴。日本固有種。

平安貴族の婦人が、

美しい生地を重ね着した優雅な「十二単」に由来しています。

よく観ると、ひとつひとつの花がかわった形をしています。



こちらは、「白根葵(しらねあおい)」です。

日本固有の1属1種の植物で、

本州の中・北部の日本海側~北海道に分布します。

主な自生地は亜高山帯~低山で、

北に行くほど標高の低い位置で見られます。


日光の白根山に多く見られ、

花姿がタチアオイ(ホリホック)に似ているということでそう呼ばれるそうです。

高山の植物で夏の暑さに弱く、暖地や平地で育てるのは難しい山野草です。

春に花が咲いて、花が終わってから夏を越します。

観ていると癒されますね。

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