上皇上皇后両陛下、鳴子ホテルをご出発の際のお写真です。
緑のドットのお召し物が素敵ですね。
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●仙北新聞 1977年(昭和52年)7月22日(金曜日)
皇太子さまご夫妻は20日夜は鳴子ホテルにご一泊、
翌21日朝8時50分、同ホテルを出発。
鳴子公園の「日本こけし館」と「伝統工芸木地研修所」をご視察のあと、
古川市の農業試験所をご見学ののち、13時40分、仙台空港ら帰京された。
きのこ漬けお替り
美智子さま
白木のこけしご注文
皇太子殿下ご夫妻の鳴子温泉での話題を拾ってみた。
ご宿舎の鳴子ホテルでは、お部屋から街の景観を眺められ、
環境のよいところですねと、
ことのほか気に入っておられたご様子。
またご夕食には高橋社長夫人の尚子さんが給仕され、
和食を召し上がられたが、
きのこの山菜漬けを大変喜ばれ、お替りされたほど。
夕食時は高橋正夫社長のご案内でホテル内の売店を約45分にわたって
見学されたが、とくにこけしや東北民芸品に大変興味をもたれ
高橋社長のユーモアたっぷりの説明に何度もうなづいておられたという。
「日本こけし館」では杉山尚館長がこけしの産地や伝統、
また温泉との結びつきについてご説明、
また高橋武男副館長が深沢、溝口コレクションや奉納こけしについて
ご説明申し上げたところ、とくにさきに来町された、
浩宮さまから鳴子の話をお聞きになっておられるだけに、
「鳴子に来たことを楽しく思っています。」
と話されたという。
また木地研修所では岡崎仁治組合長がご説明申し上げたが、
皇太子さまは主にこけしやお椀の材料について、
また美智子妃殿下は「伝統を守るためにこれからも頑張ってください」
と若い工人たちを励まされた。
なおとくに妃殿下から、
”自分で絵つけをしてみたい”と
白木のこけしをご注文になられ、
岡崎組合長はさっそくお贈りすることを約束した。
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